『マイストーリー』
私は幼い頃、漫画よりもお菓子の本を読むのが好きで、大きくなったらケーキ屋を開くのが夢でした。
20歳
大阪の辻学園調理技術専門学校卒業後、宝塚のケーキ屋に就職。
念願のパティシエとして、クリスマスを4回体験。早朝から夜遅くまで生ケーキ・焼き菓子作り・仕入れ・接客と、労働時間は長く、体はくたくただったが技術を覚えられる楽しさで、充実した日々をおくる。
22歳
プライベートでは、大きな転機をむかえる。
まだまだ若かった身近な人が突然亡くなった。彼は19歳、まだまだこれからという若さ。やりたいことが沢山あっただろうのに・・・。身近な人の死をきっかけに、「私の生き方はこれでいいのか?」と、深く考えるようになった。自分のことしか考えていなかった自分、何のために生きてきたのか?何のために生きていくのか?と、自問自答の毎日が始まる。
23歳
このころパートナーと出会い(専門学校仲間)、親に甘えっきりだった生活から、親離れを決意する。
結婚を機に、接客業の勉強をしたいと思い、大阪のレストランへ転職。
接客業が面白く、掛け持ちで居酒屋のホールで大きな声をだしていた経験をもつ20代前半。
オープニング店を経験したいと思い、北新地のイタリアンレストランに、オープニングスタッフのパティシエとして転職。
メニュー作成、レシピ作りに携わり、北新地と言いう土地柄、目と舌の肥えたお客様と近い距離になったことでスキルアップする。お客様の嬉しい感想を聞くことをやりがいにしていました。
28歳
結婚5年目にして長男を授かり、一日中働いていた仕事生活から一転、ゆっくり妊婦になり、そして慌ただしい育児生活に変わった20代後半。
31歳
主人の仕事の関係で大阪から実家近くの兵庫に引っ越す。
二人目を授かり、子ども2人連れて近所のコミニティーサークルに遊びに行ったのがきっかっけで、そこのスタッフとして5年間お世話になる。私は物づくりとお菓子づくりを提供をし、沢山の方に喜んでもらいました。自分の強みを思う存分発揮できる喜びと、沢山の方とのふれあいのおかげで、お役に立てられることの楽しさを実感した30代。
41歳
自宅改装後、デコレーションケーキ専門工房『菓乙理』をオープン。
そして、主人と一緒に夢のお店『割鮮Nampuもとき』を川西にオープンして、念願だった
≪呑んだ後、美味しいデザートが食べられるお店≫で、
沢山のお客様とのご縁を頂いています。
『店主の思い』
私が日々大事にしているのは、私自身が子供みたいに「一番楽しめること」を選んでいます。
まず自分が楽しみや愛で満たされると、私から純粋な愛が溢れ出て、その愛で周りの人や、お客様に、愛のこもったケーキを提供できると考えているからです。
そう!『愛のシャンパンタワーの様に』
『菓乙理』は、見た目は勿論、美味しさにこだわった、
主役には最高の思い出と、集まった人にはほほ笑みが出でる様な、美味しいデザート作りを心がけています。
また、わくわくするお手伝いがしたいと思い、そのために「夢」や「思い」「願い」をお聞きしています。
そして、幸せの光を贈り続けたいのです。
お読みいただきありがとうございます。
幸せのご縁がご縁を呼び、今ここに居ることに感謝します。
益満 かおり